とりかえばや12巻最新刊ネタバレ・あらすじと感想口コミまとめ【作者さいとうちほ】

とりかえばや12巻ネタバレ

とりかえばや12巻最新刊ネタバレ・あらすじと感想口コミ

マンガとりかえばやは作者さいとうちほ先生が書いているマンガで、平安時代末期に成立した作者不詳の『とりかへばや物語』を漫画化した作品になります。

男女逆転ドラマの原型と言われているこのマンガをお楽しみください。

とりかえばや12巻は2017年8月10日に発売されました。

➡とりかえばや12巻を無料で読む

とりかえばやの情報と作者さいとうちほ先生のその他のマンガ

マンガ名 とりかえばや
作者名 さいとうちほ
連載 『月刊フラワーズ』(小学館)
2012年9月号から
単行本 既刊12巻

作者さいとうちほ先生が書いているその他のマンガ

  • 恋人たちの場所
  • 青りんご迷宮
  • ほのかにパープル
  • ほのかにパープル・番外編
  • 星を摘むドンナ
  • 天使のTATTOO
  • 円舞曲(ワルツ)シリーズ
  • もう一人のマリオネット
  • 花冠のマドンナ
  • バシリスの娘
  • 花音
  • 少女革命ウテナ
  • レディー・マスカレード
  • ファースト・ガール
  • アナスタシア倶楽部
  • 天使の微笑・悪魔の涙
  • 銀の狼
  • SとMの世界
  • 千一夜の鍵
  • ビューティフル
  • ブロンズの天使
  • アイスフォレスト
  • 子爵ヴァルモン〜危険な関係〜
  • VSルパン

➡とりかえばや12巻を無料で読む

とりかえばや12巻のあらすじ・ネタバレ

弟姉が移り変わっていることに気がついた中宮(正妻)が帝に密告をします。

今も昔も男女の機微は変わらないのね。

帝の気持ちは完全に沙羅双樹にありました。

秘書としても護衛としても帝の側にいた沙羅双樹は現在では完全に秘書と言える立場でしょう。 

中宮は沙羅双樹を呼んでから、力任せに服を脱がせてから正体を確認しようとします。

そのタイミングで沙羅双樹は臆することなく「お主上は昨夜お確かめになった。夜の御殿で」って 言います。

それに加えて「白く、美しい肩だと仰せられた」と正妻に向かってすごい発言をしてしまいます。

この時は完全にハッタリだったんですが、後々この嘘は現実となります。

病に倒れてしまった帝の寝室にに蛇が侵入してきて、帝をかばおうとした沙羅双樹の肩を噛んでしまいます。

その時蛇の毒を抜くために帝は沙羅双樹の肩に吸い付いてくれます。

これにて「綺麗な肌」認定と成ります。 

上様は全ての事情を理解してくれました。

これから帝と沙羅双樹の心のうちは相思相愛になっていき、東宮と睡蓮も再会して抱擁します。

そんなときに都全体に銀覚の呪詛が広がって病気や不作が溢れかえります。

呪詛は本当に恐ろしいものですね。

それに加えて幻覚という名前のいかにも怪しいしかも美形の坊主が暗躍していきます。

なんと言うかとても怪しい粉を使って 弓弦親王を操り、さらには帝を暗殺しようとします。

ワイルド坊主吉野の宮と銀覚・幻覚の呪詛合戦がここに勃発します。

この時に久しぶりに石蕗さんが登場してきます。

この時点でも姉弟が入れ替わっていることに気がついていないなんて信じられないです。

根は悪い人じゃないのですがエロすぎなんですね。

今回もマンガの巻末に、さいとうちほ先生の平安時代レクチャーが掲載されています。

更衣室の語源は帝の「更衣」から来ているのです。

他には妻選びが大変だったことや、お手つきになった 場所がそのまま呼び名になることなど、読んでいてとても勉強になります。

学生時代の歴史の授業もこのような感じだったら、いろいろと吸収も早かったと思います。

なおこのとりかえばやは次の13巻で完結となります。

早くこの物語の結末を読みたいです。

➡とりかえばや12巻を無料で読む

とりかえばや12巻を読んだ人の感想・口コミ・レビュー

A さん
緊迫した怒涛の展開でした。
でも登場人物達(特に男性方)が頑張ってくれているので、良い方向に進みそう?
伏線がどんどん回収されているので、序盤のシーンを思い出し懐かしい気持ちにもなりました。

主上は相変わらずスパダリでカッコ良かったです。
最初の梅壺とのシーンはびっくりしましたが、沙羅の時と態度が全然違う(笑)
それでも紳士的に振る舞う所が素敵です。
沙羅との間もだいぶ前進したけど、あと一歩なのが焦れったい。

まさか石蕗がまた出てくるとは…
次巻では最低限の登場にとどめてもらいたい。
それより三の姫と吉野の宮を見たいです。

目まぐるしい中でも、姉弟の絆や、愛しい人を思いやり守ろうとする気持ちが前面に出ているのが良かったです。
予告ページに、完結の次巻と書いてありショック。
クライマックスに近付いているのは分かっていましたが、まだ読んでいたかったです。

B さん
この第12巻を一気に読んでしまい、完結の13巻まで、またあと半年待たねばなりません(TT)
ぐいぐいと読者を引き込んで読ませていく作者の力はさすがです。また、古典の基礎をしっかり踏まえながら、現代的感覚を取り入れて作品世界を創り上げているところがすごいと思います。
C さん
コミック派の私は、11巻を読んだときに、
「次の巻では主上に事情を分かってもらえて、沙羅と主上は想いが通じ合うに違いない」と思い込んでしまって、
すごい期待を持って12巻を読んだので、ちょっと期待が外れてガッカリしました。
全体的に”呪い”がキーワードで、ちょっと深刻な巻でしたね。
面白いのですが、ときめきが足りませんでした。笑

しかも次で完結だなんて!寂しい!
でも次こそはラブラブな2人が見れると信じて待ちます!

思い返せば”呪い”は、ずっと沙羅と睡蓮を縛って来た言葉ですよね。
どのようなラストを迎えるのか、次巻が待ちきれないです

D さん
11巻ではあんなに悩んでおきながら、お上があっさり許してしまうのはショウガナイ・・・かな。お上とのラブ場面をもっと期待しておりましただけに、おどおどしい場面が多く、ちょっと残念かな。13巻で完結?ってなんだか悲しいです。もう少し、続いてほしいような気がします。あぁー半年も次巻を待たなくてはならないなんて、ところどころウテナの下絵?が入っていたけど、お上のかっこいいショットを入れてもらえたほうが嬉しいです。次巻、いろいろ期待してます!!!とりかえ・ばやだけのイラスト集出してください!!
E さん
大和和紀の源氏物語が大好きです。始めはパクリかと思っていたが全く別物。より現代風で読みやすく、登場人物に感情移入できて一気に全巻購入してしまいました! 生々しくないところもいいですね〜
F さん
さいとうちほ先生の描く作品はどれも面白く、魅力的な男性が多いですね。 この漫画は紙書籍で最新巻まで持っており、何度も読み返してますが、タイトルの通り主上(朱雀院の弟)が超イケメンです。 最初は書店で「いっそとりかえてしまいませう」の紹介の帯を見て興味を持ちましたが、今では読み返すたびに「主上は強いし優しいし顔も中身もイケメンだわー」としみじみしてます。笑 内容としては、原作の書物である 「とりかへばや物語」からかなり大きな脚色や改変があり、原作通りでない部分に違和感は感じましたが、原作・漫画版どちらも面白く読めています。 個人的には原作のラストシーンが好きだったので、漫画版ではそこが変わって来ると思うと少し残念ではありますが、 漫画版が一体どういった結末になるのかが楽しみです。完結まで買い続けます。
G さん
取り替えたいなぁ...という意味らしいですね。 さいとうちほ先生の絵はとても美しく、 特に愛する人を愛おしく見つめる瞳を描くのが 上手だと思います。 小さいころ漫画家になりたいと思った時があり さいとうちほ先生の漫画の描き方の本を 買いました。 とても繊細で丁寧にお仕事をされるのが 伝わってきました。 LGBTQがやっと世の中に浸透してきた 今の時代だからこそ、このような内容の物語は もっと読まれるべきと思います。 昔のお話とあなどるなかれ、とても美しく 力強い世界で読みやすく、考えさせられることが 多いです。 とてもオススメです!!
H さん
単純に、面白い! 誕生から設定がいい! 絵も読みやすくて話の流れも分かりやすくてどんどん引き込まれ一気に読んでしまいました♪ 本人たちにとっては普通の事であっても世間ずれしている… そこから軌道修正する時の心と身体の成長が不思議とキュンキュンします☆ 早く続きが読みたいなぁ~。
I さん
近年の漫画にありがちなロマネスク、と思わせておいて中身はしっかりしており、時代考証もしっかりしていると思います。 はらはらドキドキがない代わり、のんびり読み返すことも出来るのでは
J さん
とても素敵な漫画です。これまでよんだなかでも、はまっています!!早く次が読みたいです!!!次の用意をおねがいします!!!!

➡とりかえばや12巻を無料で読む

とりかえばや12巻の感想と考察

梅壺さまは沙羅が以前男として帝に仕えていたことに確信をもちます。

帝に「沙羅と睡蓮は入れ替わっていた」とチクっちゃいます。

いつになったら梅壺さまの疑念が確信に変わるのかなとずっと気になっていたのですが、物語の終わりが近づいた今になってでしたね。

梅壺さまにとっては沙羅という存在は帝の寵愛を独り占めしうる邪魔者ですからね。

梅壺さまは本当に女性らしい性格をし提案すね。

この女性特有の嫉妬は何とも言えません。

嫉妬をとてもわかりやすく表現してくれています。

梅壺さまVS沙羅の女の闘いはどんどんエスカレートしそうな感じがします。

帝は「沙羅と睡蓮の入れ替わり」の話を聞いてからますますどうするか悩んでいきます。

それは普通はこんなことになったら驚くと思います。

そのタイミングで帝や東宮さまを呪った悪い坊主の「銀覚」は、自分を陥れた人物への恨膨らませていきます。

この執念がすごい!

この時代の人は大体が呪いや呪術のようなものを信じていたんだろうけど、それにしても呪いってすごいです。

銀覚が周りの人たちをを呪っていたときに、沙羅の父の左大臣が襲われてしまいます。

このピンチを右大将として戻ってきてくれた睡蓮が救ってくれます。

それにしても睡蓮は男らしくて頼もしい存在になっています。

顔つきもいいし本当のいい男ですね。

元々美形でしたがさらに磨きがかかっていました。

身長も伸びた様で本当に男らいい。

久しぶりに石蕗(つわぶき)がでてきましたが睡蓮が石蕗に厳しく対応するのはなぜに?

沙羅をガンガン追い詰めた石蕗ですからこの仕打ちもしょうがないですね。

石蕗だけは最後まで真実を知ることなく終えるのかもしれません。

何も知らないほうがいいこともありますよね。

それからしばらくして沙羅は梅壺に招待されます。

梅壺さまは沙羅の肩の傷のことを見ようと思っていました。

むりやり着ていたものをはがされる沙羅でしたが、ここに女同士の骨肉の争いが起こります。

沙羅は「昨夜、主上が肩を見て白く美しい肌だと言ってくれた」

梅壺さまは「主上はそんなことは言わぬ」

そんな梅壺さまに「わたしには仰せられるのです!」と、沙羅が言います。

本当にどちらとも引かずに強いです。

沙羅には帝に愛されているという自信があったのでしょうか?

そのような沙羅を助けてから、帝が2人が入れ替わったことを疑っているので出家しようかと考えていた睡蓮でしたが 、このような時なのでしっかりと帝を守りたいと言う沙羅でした。

出家をするのは帝を何とか守った後でも遅くないと思ったのですね。

その頃、都では流行り病が起こります。

帝も例外ではなくて病を患ってしまい、沙羅は尚侍として情熱的に看病をするのですが、 病で苦しんでいる帝の側にでてきた白蛇によって肩を噛まれてしまいます。

とっさに帝は沙羅の肩に吸いついて蛇の毒を抜いてくれます。

その時に肩の傷を見られた沙羅はないてしまいますが、 帝は「白く美しい、なん傷もない肩だ」と素晴らしい一言を。

沙羅の傷をみても決してつるし上げることはしませんでした。

帝さまさすがに器が大きいです!

沙羅を傷つけることなく、上手く騒動を収めることに成功します。

この巻で一番緊迫した見どころのあるシーンです。

これを経て沙羅と帝さまの心の距離はグッと縮まります。

それでもなぜか結ばれることはありませんでした。

なかなかことは思うように進まないものですね。

お互いに両想いなのに結ばれないなんてもどかしい・・・

都の状況が悪くなっていたので、吉野の宮さまも協力を約束してくれます。

この時、弓弦親王は白蛇の魔にとりつかれて一気におかしくなっていきます。

この黒幕は銀覚で、みんなに呪いをかけていたのでした。

さらに恐ろしいことに銀覚は呪いのパワーを強めるために自ら海に飛び込んでしまいます。

人を呪うために自分でしんでしまうなんて恐ろしいですね。

そして銀覚に育てられた幻覚というかっこいい僧が、銀覚の呪いの意思を引き継いでいきます。

最後の最後に沙羅たちの前に立ちはだかるボスは幻覚になりそうです。

沙羅と睡蓮は幻覚の死の呪いと、自分たちにかけられた呪いをに打ち勝つことができるのか?

最後の13巻完結に続きます。

➡とりかえばや12巻を無料で読む

とりかえばや登場人物の紹介

藤原 涼子 (ふじわら の すずしこ)
活発で運動神経が良くて小さい頃から使用人の男の子と元気に外で遊び回っていたような女の子。

藤原 月光 (ふじわら の つきみつ)
実の父とすらほとんど言葉を交わすことがないくらい、極度の恥ずかしがり屋で女の子と雛遊びや貝合わせをするのが大好きだった男の子。

藤原 丸光 (ふじわら の まるみつ)
「とりかえ・ばや」の登場人物で、藤原涼子と藤原月光の実父。

藤原 角光 (ふじわら の かくみつ)
藤原丸光の兄で、藤原涼子と藤原月光の伯父。

石蕗 (つわぶき)
帝の従兄弟にあたり眉目秀麗で武芸に秀でている16歳の青年武官。

梅壺の女御 (うめつぼのにょうご)
右大臣で藤原角光の二の姫。
藤原涼子と藤原月光の従姉にあたる女性。

帝 (みかど)
「とりかえ・ばや」の登場人物で、先帝で現上皇・朱雀院の弟にあたる現在の帝。

女東宮 (おんなとうぐう)
先帝・朱雀院の実娘にあたり朱雀院にも帝にも跡継ぎの男児がいないので東宮になった。
小柄で丸顔のかわいらしい顔立ちをしている。

朱雀院 (すざくいん)
病弱なため帝位を退き新・上皇となった人物で、現在の帝の兄であり、女東宮の実父。

四の姫 (しのひめ)
右大臣藤原角光の四の姫で、藤原涼子こと沙羅双樹の君の妻。

左衛門 (さえもん)
藤原涼子こと沙羅双樹の君の妻となった、右大臣・藤原角光の四の姫に仕えている女房。父が左衛門尉であることから、左衛門と呼ばれている。四の…

天狗 (てんぐ)
「とりかえ・ばや」で藤原涼子と藤原月光が性別を取り違えた呪いの象徴の架空の存在。

➡とりかえばや12巻を無料で読む