鬼虫5巻(最終回)のネタバレと結末は?感想や無料試し読み
鬼虫5巻(最終回)のあらすじ・ネタバレ
53話
飢餓が起こった後なのにマナメがむしろ太っていたことにトラゴは驚いてしまいます。。
さらにマナメが「モモエが死んで一番傷ついてんのは私なんだよ」と言い残してその場を去っていきました。
そこにククやってきたククリが怪我人を避難させるのに手伝うようにお願いしてきたが、怒っていたトラゴは船を壊そうとします。
ですがトラゴはククリから皆みんなが助かる道を探すためにも船を守って完成させることを説得されました。
54話
ククリはククロウ伯母達を説得するために出かけました。
その間ずっとトラゴは船を守ることを任されました。
トラゴは船の灰を掻き出し終えてからしばらく寝ることにします。
しばらくしてから外で物音が聞こえたので覗いてみると、マナメが船の上にある砂をかいていました。
55話
マナメは何とか船に乗せてもらえるようにとトラゴにお願いしてきました。
ですがトラゴはその願いを断固として拒否します。
その時にそこにククリたちが戻ってきてから、マナメの姿を見つけます。
男達たちは一斉にマナメに襲いかかろうとしましたが、マナメは山の方に逃げ出していきます。
トラゴは「わいにけじめをつけさせてくれ・・・・!!」と言いながら1人マナメを追いかけていきます。
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56話
マナメはトラゴが自分がタナ姉に似ているので殺すことはないと思っていました。
ですがトラゴは「タナ姉であってもなくても、わいはうぬと暮らしたかった・・・」と言いながら、マナメの首をギュッと締めて殺してしまいます。
それからトラゴはみんなの元へと戻っていきました。
57話
それから1ヶ月たって激しくなる火山の噴火に怯えていましたが船はほぼ完成していました。
ですが大きな問題が一つ残されていました。
それは全員が船に乗ることはできないというものでした。
そういうわけくじをして船に乗る者を決めることになります。
トラゴは島を出るつもりがなかったので周りの者に乗船を譲ろうとしましたが、ククロウ伯母が自分を犠牲にしてトラゴを無理矢理船に乗せました
58話(最終話)
それから5年たってからトラゴには太郎と言う子供が生まれていました。
そして久しぶりにトラゴたちは島に戻ることにしました。
トラゴが山の中を探索してみると誰かが居た痕跡がありました。
そしてトラゴたちが山に行っている間に何者かが船を勝手に動かそうとしています。
すぐに泳いでいって船を取り返しましたが、驚くべきことに船を盗もうとした者はマナメでした。
トラゴたちは一旦居住地の沖ノ島に戻ろうとしましたが、そこに太郎がいないことに気付きます。
その時潮の流れが突然変わっって、碇も切られていたのでそこで船は波に飲み込まれて沈んでしまいます。
その後トラゴたちは紀州へと流されてしまいます。
一方、マナメは後に一男子の子どもを出産して、この島で子孫繁栄させて行きました。
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鬼虫5巻(最終回)の感想・考察
最後の最後まで期待を裏切らないハラハラドキドキのストーリーの展開でした。
そんな中でもマナメの強運には驚かされてしまいます。
言葉を変えるとマナめはものすごく生きることへの執着が強いのでしょうね。
結局のところ、結末として太郎がマナメと一緒に暮らしていくことになったのは、本当に言葉がありませんでした。
鬼虫という漫画を最後まで読んでみて率直にとても面白かったです。
オマケとして個人的には途中で出てきた太っていた頃のマナメの姿はなんとも面白かったです。
鬼虫5巻(最終回)を読んだ人の感想・口コミ・レビュー
別の本を購入するついでにこのたびアマゾンさんを通して購入しました。
壮絶な完結まで物語は一刻もゆるむことなくうねり、盛り上がり続け、ついには神話に手が届こうかという高みにまで達する。
全巻を通じて、屈強な島民と対照的に眉を落とした童形の少女のように描かれた漂着者マナメはこの巻に於いて、二度の変態を遂げる。その成長とも進化ともとれる姿は、もう圧倒的に恐ろしい。
ここまできてしまった柏木ハルコは次に何を描くのだろう。
数多いる漫画家とその作品のなか、彼女と彼女の描く作品は間違いなく漫画の可能性を広げる大切な道の一本である。
彼女の拓いたその道を、私は幸せな読者の一人として安んじて付いていきたい。
平安時代を描くにあたり、孤島に目を向ける作家は他にいないんじゃないかなぁ
ほとんど資料なんか残っていない題材だと思うんですが
生活感の描写が半端じゃない
ものすごい説得力があります
ストーリー構成もきちんと起承転結があり
心理描写も丁寧
女性の性(いやらしい意味でなくサガと読みましょう)が主題でして
迫力を持って描かれています
題材が題材だけに
ツボにはまる人と、そうでない人がいると思うのですが
個人的にはドツボな作品です。
すごく新鮮で独創的な気がした
とぼしい僕の言葉のボキャブラリーの中からでは
表せない何かがあった
「感動」のちょっと隣の何か
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