花園メリーゴーランドの風習は本当にあったの?

花園メリーゴーランド3巻

花園メリーゴーランド風習

柏木ハルコ先生が書いているマンガ「花園メリーゴーランド」に出てくる村の風習が実際にある(あった)のか気になる方は多いと思います。

とても興味深いことだったのでネットでいろいろと調べてこちらにまとめていきます。

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はじめに

「花園メリーゴーランド」のあとがきに書いてあったのですが、実際に日本においても近代より前の村社会の中では「乱婚」になっている状態があったようです。

これは誰の子であってもやはり子供はたくさんいたほうが良いという考えがあったからだそうです。

ですがこれには大前提として「村で生まれた子供に対して差別はしてはいけない」という考えが人用です。

これは村全体をひとつの大きな家族として考えているということになります。

その代わりによそから来た人を過剰に警戒する村や、それとは逆によそから来たお客さんを大歓迎してくれる村があります。

「花園メリーゴーランド」で描かれていたもこのパターンの村でしたね。

同じようなテーマで元にして書かれている作品としては、原作永久保貴一先生、作画増田剛先生が白泉社ジェッツコミックス体しているマンガ「御石神落とし」全8巻や「えっちの神さま!」全2巻、八月薫の「浮世艶草子」、cuvieさんの「籠女の邑」、押切蓮介さんの「ツバキ」
などがあります。

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乱婚とは?

婚姻制度の原初的な形で、社会進化論者によって想定されている仮説になります。

禁忌のない自由な性生活が行われたと言われています。

確かに今回の「花園メリーゴーランド」でもこのような感じでしたね。

花園メリーゴーランド女の子の儀式

お宮の日に村のの人たちは外部から来た相浦が、まだ村にいることに対して何か注意しているようでした。

しかもはっきりと相浦は宿泊していた民宿のおばあさんから「今日は絶対に外出してはいけない。窓から顔を出してもいけない」と強い口調で注意を受けます。

その頃家で澄子が着物を着て化粧をしておめかししています。。

しばらくしてから母と一緒に澄子は、隣の家に行きました。

「じゃあよろしくお願いします。ではまた後ほど」

と言って澄子をその家に置いて帰るみづえでした。

民宿のおばあさんから外に出てはいけないと言われていた相浦でしたが、澄子どこに行ったのか気になって後をつけてその家の中に忍び込みます。

そこで相浦が見たのは隣の男と性交している澄子でした。

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花園メリーゴーランド男の子の儀式

何が起きているのか頭の中が混乱してしまった相浦は、サキに詳しい話を聞こうと思って公民館に行きます。

いざ扉を開けるとなんとそこには4人のおばさんとふんどし姿の4人の男の子がいました。

その中にはヤエやサキもいました。

その横には何組も布団が敷かれています。

なんとそこは男の子たちが「大人になるための儀式」をするために、村の女性から男女の交わりについて指導をしてもらう性教育の場所でした。

そこではあみだくじで自分の相手になる人を決めてペアとなった女性と男の子が布団に入って性についての指導を受けていきます。

初めは普通のやり方をそして次は様々な体位や行為のポイント、そしてNGなことなども教えていきます。

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花園メリーゴーランドの大人になるための儀式とは

花園メリーゴーランドの物語の中で、村の男女は決められた年齢になったら大人になるための儀式を行っていました。

その年齢は男の子が13歳で女の子は16歳でした。

男の子は将来女性と関係を持つときに困らないように一人前にしておくことが目的でしたが、女の子の理由については何も説明がありませんでした。

ネットで調査してみると、赤松啓介さんという学者さんが夜這いの民俗学・夜這いの性愛論などでこのような性風俗について研究をしていて、、
十三か、十五になると公式に性交教育を受け、後は夜這い錬磨した
ムスメの方も、十三になる前に女にされる者も多いのに対し、十三になっても女にしてもらえない者もあり、父親が女にするのもある
と書かれていました。

花園メリーゴーランドの舞台の柤ヶ沢村においては、男女とも同じように性教育をして一緒に大人にするという考えなのでしょうね。

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